トップ
>
貞操
>
ていさう
ふりがな文庫
“
貞操
(
ていさう
)” の例文
金持ちや貴族の
間
(
あひだ
)
では、男は概して、女ほど
貞操
(
ていさう
)
を守らない。しかし、母や妻である女が、純潔に生涯を送ることは最も確実である。
日本の女
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
自ら不良少女と
名乘
(
なの
)
ることによつて
僅
(
わず
)
かに
慰
(
なぐさ
)
んでゐる心の
底
(
そこ
)
に、
良心
(
りやうしん
)
と
貞操
(
ていさう
)
とを大切にいたわつているのを、人々は(
殊
(
こと
)
に
男子
(
だんし
)
に
於
(
おい
)
て)
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
其方共儀
聟
(
むこ
)
夫等
(
をつとら
)
の
災難
(
さいなん
)
を歎き
艱難辛苦
(
かんなんしんく
)
の上公儀
巡見使
(
じゆんけんし
)
へ
訴
(
うつたへ
)
出申立
明了
(
あきらか
)
なるにより善惡判然と相
顯
(
あらは
)
れ九助の
寃罪
(
ゑんざい
)
を
雪
(
そゝ
)
ぎし
信義
(
しんぎ
)
貞操
(
ていさう
)
の段厚く
譽
(
ほめ
)
置
(
お
)
く
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ロミオ はて、
其
(
その
)
覘
(
ねらひ
)
は
外
(
はづ
)
れた。
戀愛神
(
キューピッド
)
の
弱弓
(
よわゆみ
)
では
射落
(
いおと
)
されぬ
女
(
をんな
)
ぢゃ。
處女神
(
ダイヤナ
)
の
徳
(
とく
)
を
具
(
そな
)
へ、
貞操
(
ていさう
)
の
鐵
(
てつ
)
の
鎧
(
よろひ
)
に
身
(
み
)
を
固
(
かた
)
めて、
戀
(
こひ
)
の
稚
(
をさな
)
い
孱弱矢
(
へろ/\や
)
なぞでは
些小
(
いさゝか
)
の
手創
(
てきず
)
をも
負
(
お
)
はぬ
女
(
をんな
)
。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
唱へながら引かれしとぞ此時お熊の
着
(
き
)
たるより世の
婦女子
(
ふぢよし
)
黄
(
き
)
八
丈
(
ぢやう
)
は不義の
縞
(
しま
)
なりとて
嫌
(
きら
)
ひしは
戯
(
たは
)
れ事の樣なれども
其
(
そ
)
は
貞操
(
ていさう
)
の
意
(
こゝろ
)
とも
云
(
いふ
)
べし然るを
近來
(
ちかごろ
)
其事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“貞操”の意味
《名詞》
貞 操(ていそう)
(婦人、妻としての)正しい操。
婦人が性的な関係について純潔をまもること。
(出典:Wiktionary)
“貞操(
純潔
)”の解説
純潔(じゅんけつ、en: chastity)とは、精神的な節制を保つこと。とりわけ男女関係において結婚によって配偶者になった者以外との性的関係が無い状態を指す。純潔の状態を道徳的見地から維持することを貞操(ていそう)と呼ぶ。
(出典:Wikipedia)
貞
常用漢字
中学
部首:⾙
9画
操
常用漢字
小6
部首:⼿
16画
“貞操”で始まる語句
貞操蹂躙
貞操百花図