讀書よみかき)” の例文
新字:読書
たかとよびて夫婦の寵愛ちようあいかぎりなく讀書よみかき勿論もちろん絲竹いとたけの道より茶湯ちやのゆ活花等いけばなとうに至るまで師をえらみて習はせしに取分とりわけ書を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
わかしうつてるだらう、川下かはしも稻荷河原いなりがはらふ、新地しんちうらる。彼處あすこに、——遊廓いうくわくをんなが、遊藝いうげいから讀書よみかきちやはななんぞの授業じゆげふける女紅場ぢよこうばふのがあるのを
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ぶんさんと言つて、私と同年で、父から讀書よみかきを受ける爲に毎日通つて來たのです。父を『お師匠樣』と呼んだのは斯のばかりでなく、村中の重立つた家の子はあらかた父の弟子でした。
むか手習てならひかよはせけるに讀書よみかきとも一を聞て十を知り兩親りやうしん言葉ことばそむく事無孝行を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
よく讀書よみかきつたなからず料理人の女房になしおく勿體もつたい無きなどと見る人ごと言合いひあへる程成ば吉兵衞は一方成ず思ひ偕老同穴かいらうどうけつちぎあさからず暫時しばらく連添つれそふうち姙娠にんしんなし元祿二年四月廿八日たまの如くなる男子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)