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藥師
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やくし
ふりがな文庫
“
藥師
(
やくし
)” の例文
新字:
薬師
所持
(
しよぢ
)
せし事故を糺されしに申口
不分明
(
ふぶんめい
)
故町奉行所へ送りになり入牢申付られたり因て女房は大いに
驚
(
おどろ
)
き己病中なれども夫の罪の
輕
(
かる
)
く濟やうにとて
茅場町
(
かやばちやう
)
の
藥師
(
やくし
)
に
朝參
(
あさまゐ
)
りを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
水
(
みづ
)
を……
水
(
みづ
)
をと
唯
(
たゞ
)
云
(
い
)
つたのに、
山蔭
(
やまかげ
)
に
怪
(
あや
)
しき
伏屋
(
ふせや
)
の
茶店
(
ちやみせ
)
の、
若
(
わか
)
き
女房
(
にようばう
)
は、
優
(
やさ
)
しく
砂糖
(
さたう
)
を
入
(
い
)
れて
硝子盃
(
コツプ
)
を
與
(
あた
)
へた。
藥師
(
やくし
)
の
化身
(
けしん
)
の
樣
(
やう
)
に
思
(
おも
)
ふ。
人
(
ひと
)
の
情
(
なさけ
)
は、
時
(
とき
)
に、あはれなる
旅人
(
たびびと
)
に
惠
(
めぐ
)
まるゝ。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ちらり
姿
(
すがた
)
は
夏
(
なつ
)
の
簾
(
すだれ
)
ごし
憎
(
に
)
くや
誰
(
た
)
れゆゑ
惜
(
を
)
しみてか
藥師
(
やくし
)
さまの
御縁日
(
ごゑんにち
)
にそヾろあるきをするでもなく、
人
(
ひと
)
まち
顏
(
がほ
)
の
立姿
(
たちすがた
)
かどに
拜
(
おが
)
みし
事
(
こと
)
もなけれど
美人
(
びじん
)
と
言
(
い
)
ふ
名
(
な
)
この
近傍
(
かいわい
)
にかくれなしと
聞
(
き
)
くは
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
藥
部首:⾋
18画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
“藥師”で始まる語句
藥師寺
藥師樣
藥師如來像