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藤豆
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ふぢまめ
ふりがな文庫
“
藤豆
(
ふぢまめ
)” の例文
朝
(
あさ
)
の
雲
(
くも
)
吹散
(
ふきち
)
りたり。
風
(
かぜ
)
凪
(
な
)
ぎぬ。
藪垣
(
やぶがき
)
なる
藤豆
(
ふぢまめ
)
の、
莢
(
さや
)
も
實
(
み
)
も、
午
(
まひる
)
の
影
(
かげ
)
紫
(
むらさき
)
にして、
谷
(
たに
)
を
繞
(
めぐ
)
る
流
(
ながれ
)
あり。
穗
(
ほ
)
たで
露草
(
つゆくさ
)
みだれ
伏
(
ふ
)
す。
婦人十一題
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
夕顏
(
ゆふがほ
)
には、
豆府
(
とうふ
)
かな——
茄子
(
なすび
)
の
苗
(
なへ
)
や、
胡瓜
(
きうり
)
の
苗
(
なへ
)
、
藤豆
(
ふぢまめ
)
、いんげん、さゝげの
苗
(
なへ
)
——あしたのおつけの
實
(
み
)
は……
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
隠元
(
いんげん
)
、
藤豆
(
ふぢまめ
)
、
蓼
(
たで
)
、
茘枝
(
れいし
)
、
唐辛
(
たうがらし
)
、所帯の
足
(
たし
)
と
詈
(
のゝし
)
りたまひそ、苗売の若衆一々名に花を添へていふにこそ、北海道の花茘枝、鷹の爪の唐辛、
千成
(
せんな
)
りの
酸漿
(
ほうづき
)
、蔓なし隠元、よしあしの大蓼
草あやめ
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
この
朝顏
(
あさがほ
)
、
夕顏
(
ゆふがほ
)
に
續
(
つゞ
)
いて、
藤豆
(
ふぢまめ
)
、
隱元
(
いんげん
)
、なす、さゝげ、
唐
(
たう
)
もろこしの
苗
(
なへ
)
、また
胡瓜
(
きうり
)
、
糸瓜
(
へちま
)
——
令孃方
(
れいぢやうがた
)
へ
愛相
(
あいさう
)
に(お)の
字
(
じ
)
をつけて——お
南瓜
(
たうなす
)
の
苗
(
なへ
)
、……と、
砂村
(
すなむら
)
で
勢
(
せい
)
ぞろひに
及
(
およ
)
んだ、
一騎當千
(
いつきたうせん
)
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“藤豆(フジマメ)”の解説
フジマメ(藤豆・鵲豆、学名: Lablab purpureus)は、マメ亜科フジマメ属に属するつる性の植物。別名にセンゴクマメ(千石豆)、アジマメ(味豆)など。インゲンマメと混同されがちだが、別種である。和名は、花の形や色がフジに似ていることから名付けられている。関西では「インゲンマメ」ともよんでいる。中国名は扁豆 (別名:鵲豆)。
(出典:Wikipedia)
藤
常用漢字
中学
部首:⾋
18画
豆
常用漢字
小3
部首:⾖
7画
“藤”で始まる語句
藤
藤蔓
藤棚
藤村
藤原
藤孝
藤壺
藤堂
藤袴
藤氏