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胡人
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こじん
ふりがな文庫
“
胡人
(
こじん
)” の例文
胡人
(
こじん
)
の
鞾
(
かわぐつ
)
のごとくなる者
蹙縮然
(
しゅくしゅくぜん
)
たり
(五)
犎牛
(
ほうぎゅう
)
の
臆
(
むね
)
なる者
廉襜然
(
れんせんぜん
)
たり
(六)
浮雲の山をいずる者輸菌然たり
(七)
軽飈
(
けいえん
)
の水を
茶の本:04 茶の本
(新字新仮名)
/
岡倉天心
、
岡倉覚三
(著)
その後に彼は城中の町へゆくと、
胡人
(
こじん
)
の商人に逢った。商人はその頭に
珠
(
たま
)
のあることを知って、人をもって彼を誘い出させた。
中国怪奇小説集:08 録異記(五代)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
立政は、
衛律
(
えいりつ
)
をもって完全に
胡人
(
こじん
)
になり切ったものと
見做
(
みな
)
して——事実それに違いなかったが——その前では明らさまに陵に説くのを
憚
(
はばか
)
った。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
野獣か、鬼母か、
吾
(
われ
)
之
(
これ
)
を知らず。
西人
(
せいじん
)
或
(
あるい
)
は帝
胡人
(
こじん
)
の殺すところとなると為す。
然
(
しか
)
らば
則
(
すなわ
)
ち帝
丘福
(
きゅうふく
)
を
尤
(
とが
)
めて、而して福と
其
(
その
)
死を同じゅうする也。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
天山
(
テンシャン
)
山脈を越えて支那地方に入り込んで来たもので、
所謂
(
いわゆる
)
、
胡人
(
こじん
)
と称せられているものの血が加わっていたものが、現代に於てこの少年の骨相上に復活したものではあるまいか……という事が
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
その父は
胡人
(
こじん
)
だが、
故
(
ゆえ
)
あって衛律は漢の都で生まれ成長した。武帝に仕えていたのだが、先年
協律都尉
(
きょうりつとい
)
李延年
(
りえんねん
)
の事に
坐
(
ざ
)
するのを
懼
(
おそ
)
れて、
亡
(
に
)
げて
匈奴
(
きょうど
)
に
帰
(
き
)
したのである。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
白鉄余
(
はくてつよ
)
は
延州
(
えんしゅう
)
の
胡人
(
こじん
)
(
西域
(
せいいき
)
の人)である。彼は邪道をもって諸人を惑わしていたが、深山の柏の樹の下に
銅
(
あかがね
)
の仏像を埋め、その後数年、そこに草が生えたのを見すまして、土地の人びとを
欺
(
あざむ
)
いた。
中国怪奇小説集:07 白猿伝・其他(唐)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
利を好み人を
嫉
(
ねた
)
むこと、漢人と
胡人
(
こじん
)
といずれかはなはだしき? 色に
耽
(
ふけ
)
り財を
貪
(
むさぼ
)
ること、またいずれかはなはだしき?
表
(
うわ
)
べを
剥
(
は
)
ぎ去れば
畢竟
(
ひっきょう
)
なんらの違いはないはず。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
胡
漢検準1級
部首:⾁
9画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“胡”で始まる語句
胡坐
胡桃
胡瓜
胡散
胡麻
胡粉
胡座
胡麻化
胡麻塩
胡蝶