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ふりがな文庫
“
聖代
(
せいだい
)” の例文
明治の
聖代
(
せいだい
)
になって、西洋諸国との交通が開かれた。眠れる国日本は急に眼覚めて巨人の
如
(
ごと
)
く歩み出した。一歩は
優
(
ゆう
)
に半世紀を飛び越えた。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
○そも/\
醍醐
(
だいご
)
天皇は(在位卅二年)百廿代の御
皇統
(
くわうとう
)
の中にも殊に御
徳達
(
とくたつ
)
たりしゆゑ、延喜の
聖代
(
せいだい
)
と称し、御在位の久かりしゆゑ 延喜帝とも申奉る。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
物美なれば其虫いよいよ醜く事利あれば此に伴うの害いよいよ大なり。
聖代
(
せいだい
)
武を
尚
(
たっと
)
べば官に苛酷の
吏
(
り
)
を出し文を尚べば家に放蕩の児を生ず倶に免れがたし。
偏奇館漫録
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
此
(
こ
)
れにも入るべし、
彼
(
か
)
れにも加はるべし、推移するに
憚
(
はゞか
)
らざるが故に、さてなん人々今を
聖代
(
せいだい
)
と称す。
青眼白頭
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
この方法によりさえすれば、大正の
聖代
(
せいだい
)
にこの私丈けは、謂わば斬捨て
御免
(
ごめん
)
も同様なのです。
赤い部屋
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
も
捨給
(
すてたま
)
はぬ
聖代
(
せいだい
)
賢
(
かしこ
)
き御代とは申ながら土民の事に付天下の御役人樣へ御
苦勞
(
くらう
)
掛奉つる事
冥加
(
みやうが
)
の
程
(
ほど
)
も恐しく此末の申
譯
(
わけ
)
立
(
たゝ
)
ず此儘死罪に相成とも少も御
怨
(
うらみ
)
とは存奉つらずと申立ければ大岡殿コリヤ九助其方は然樣に申ても一
向
(
かう
)
に
跡
(
あと
)
方もなき儀を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
○そも/\
醍醐
(
だいご
)
天皇は(在位卅二年)百廿代の御
皇統
(
くわうとう
)
の中にも殊に御
徳達
(
とくたつ
)
たりしゆゑ、延喜の
聖代
(
せいだい
)
と称し、御在位の久かりしゆゑ 延喜帝とも申奉る。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
夫
(
それ
)
聖代
(
せいだい
)
には
麟鳳
(
りんほう
)
來儀
(
らいぎ
)
し
仁君
(
じんくん
)
の代には
賢臣
(
けんしん
)
聚
(
あつま
)
ると
理
(
うべ
)
なるかな我が
朝
(
てう
)
徳川
(
とくがは
)
八代將軍
有徳院殿
(
いうとくゐんでん
)
の御代に八賢士あり
土屋相摸守
(
つちやさがみのかみ
)
松平右近將監
(
まつだひらうこんしやうげん
)
加納遠江守
(
かなふとほたふみのかみ
)
小笠原若狹守
(
をがさはらわかさのかみ
)
水野山城守
(
みづのやましろのかみ
)
堀田相摸守
(
ほつたさがみのかみ
)
大岡越前守
(
おほをかゑちぜんのかみ
)
神尾若狹守
(
かんをわかさのかみ
)
是なり然るに其有徳院殿の御代
享保
(
きやうほ
)
二年大岡越前守町
奉行
(
ぶぎやう
)
と成始めて工夫の
捌
(
さば
)
きあり其原因を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“聖代”の意味
《名詞》
聖なる天子が統治する時代。
(出典:Wiktionary)
聖
常用漢字
小6
部首:⽿
13画
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“聖”で始まる語句
聖
聖母
聖書
聖人
聖天
聖像
聖護院
聖者
聖旨
聖武