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竹籃
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たけかご
ふりがな文庫
“
竹籃
(
たけかご
)” の例文
向うの方に大きな
竹籃
(
たけかご
)
のようなものが二つ三つ浮いていたので、蛸ばかりで
淋
(
さむ
)
しいと思った叔父は、船をその一つの
側
(
わき
)
へ
漕
(
こ
)
ぎ寄せさした。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
おつぎは
米俵
(
こめだはら
)
へ
登
(
のぼ
)
つて
其
(
その
)
上
(
うへ
)
に
低
(
ひく
)
く
釣
(
つ
)
つた
竹籃
(
たけかご
)
の
塒
(
とや
)
を
覗
(
のぞ
)
いた
時
(
とき
)
、
牝雞
(
めんどり
)
が一
羽
(
は
)
けたゝましく
飛
(
と
)
び
出
(
だ
)
して
後
(
うしろ
)
の
楢
(
なら
)
の
木
(
き
)
の
中
(
なか
)
へ
鳴
(
な
)
き
込
(
こ
)
んだ。
他
(
た
)
の
鷄
(
にはとり
)
も一しきり
共
(
とも
)
に
喧
(
やかま
)
しく
鳴
(
な
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
それはこうするのです。お前さんの
家
(
うち
)
の人が
竹籃
(
たけかご
)
に着物をたくさん詰め込んで行って、橋の下で洗濯をするのです。そうして往来のすきをみて、その瓶を籃に入れて、上から洗濯物を
中国怪奇小説集:11 異聞総録・其他(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
土間
(
どま
)
の
壁際
(
かべぎは
)
に
吊
(
つ
)
つた
竹籃
(
たけかご
)
の
塒
(
とや
)
には
鷄
(
にはとり
)
の
糞
(
ふん
)
が一
杯
(
ぱい
)
に
溜
(
たま
)
つたと
見
(
み
)
えて
異臭
(
いしう
)
が
鼻
(
はな
)
を
衝
(
つ
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
竹
常用漢字
小1
部首:⽵
6画
籃
漢検1級
部首:⽵
20画
“竹”で始まる語句
竹
竹藪
竹刀
竹竿
竹箒
竹生島
竹馬
竹籠
竹箆
竹林