“たけかご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
竹籠76.2%
竹籃14.3%
竹篭4.8%
竹轎4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
竹簾たけすだれ、竹皮細工、色染竹文庫、くしおうぎ団扇うちわ竹籠たけかごなどの数々。中でも簾は上等の品になると絹を見るようで、技は昔と変りがない。
全羅紀行 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
おつぎは米俵こめだはらのぼつてそのうへひくつた竹籃たけかごとやのぞいたとき牝雞めんどりが一けたゝましくしてうしろならなかんだ。にはとりも一しきりともやかましくいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
二人の旅人が下手しもてから来て、涼亭の口で村の男とれ違って入って来る。その一人の甲は、こもで包んだかさばった四角なつつみを肩に乗せ、乙は小さな竹篭たけかごを右の手に持っている。
そうして、四方取放しの竹轎たけかごを四人の者にかつがせて、悠然としてそれに打乗っている。前の場の石田との会見から垂井へ戻るにしては、胆吹山いぶきやまの方角が違っている。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)