“痩按摩”の読み方と例文
読み方割合
やせあんま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しづんでふ。はたせるかな殿しんがり痩按摩やせあんまで、くちをきくときもやぐ、つゑかいに、なゝめににぎつて、さかの二三ひくところに、伸上のびあがるらしく仰向あをむいてた。
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
捻向ねぢむいて、痩按摩やせあんまこしかゞめながら、ちやう足許あしもとに一だいあつた……瓦斯燈がすとうを、其處そこころがつた、ごろたいしなりにカチ/\とつゑらした。がおとひゞかず、もやしづむ。
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
つゑ引緊ひきしめるやうに、むねつて兩手りやうてをかけた。痩按摩やせあんまじつあんじて
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)