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生立
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おひたち
ふりがな文庫
“
生立
(
おひたち
)” の例文
彼が
生立
(
おひたち
)
の状況洋行の源因就学の有様を描きたりとて本篇に
幾干
(
いくばく
)
の光彩を増すや、本篇に幾干の関係あるや、予は
毫
(
がう
)
も之が必要を見ざるなり。
舞姫
(新字旧仮名)
/
石橋忍月
(著)
光
(
ひかる
)
のことを思つて居ますうちに、私の心は四郎のことを少し云はないでは居られないやうになりました。私は四郎の
生立
(
おひたち
)
をよう見ないのでせうか。
遺書
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
佐太夫とは歴々武士の
落胤
(
らくいん
)
、道也とは名家釜師のなれの果て、其
生立
(
おひたち
)
を聞けば彼も母一人此も母一人、彼は娼家に養はれ、此は
遊蕩
(
いうたう
)
と呼ぶ
嬭母
(
はゝ
)
に養はる。
「伽羅枕」及び「新葉末集」
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
「
令郎
(
れいらう
)
様追々御
生立
(
おひたち
)
想像仕候。たんと御叱被成まじく候。あまりはやく成就いたさぬ様に御したて可被成候。くれ/″\も吾兄御近状にても御もらし可被下候。」
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
よるべなき
孤
(
みなしご
)
なりし
生立
(
おひたち
)
より、羅馬にてアヌンチヤタと相識り、友なりけるベルナルドオを傷けて、拿破里に逃れ去りし慘劇まで、涙と共に語り出でしに、可憐なるマリアの
掌
(
たなそこ
)
を組合せて
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
▼ もっと見る
かう
敦圉
(
いきま
)
いて言ふものなどもあつた。慈海の
生立
(
おひたち
)
を知つてゐるものは
ある僧の奇蹟
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
申立けるこそ
笑
(
をか
)
しけれ扨さしも
種々
(
いろ/\
)
樣々
(
さま/″\
)
に
縛
(
もつ
)
れし
公事
(
くじ
)
成りしが今日の一度にて取調べ
濟
(
すみ
)
に相成口書の一
段
(
だん
)
までに及びけり
嗚呼
(
あゝ
)
善惡
(
ぜんあく
)
應報
(
おうはう
)
の
著
(
いちじ
)
るしきは
索
(
あざな
)
へる
繩
(
なは
)
の如しと
先哲
(
せんてつ
)
の
言葉
(
ことば
)
宜
(
むべ
)
なる
哉
(
かな
)
村井長庵は三州藤川在岩井村に
生立
(
おひたち
)
て
幼年
(
えうねん
)
の頃より
心底
(
こゝろざま
)
惡
(
あし
)
く成長するに
隨
(
したが
)
ひ
惡行
(
あくぎやう
)
増長
(
ぞうちやう
)
して友達の勘次郎と云者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生温
生死