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烏帽子
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えばうし
ふりがな文庫
“
烏帽子
(
えばうし
)” の例文
少
(
わか
)
いものを
唆
(
そゝの
)
かして、
徒労力
(
むだぼね
)
を
折
(
を
)
らせると
何故
(
あぜ
)
で
言
(
い
)
ふのぢや。
御坊
(
ごばう
)
、
飛騨山
(
ひだやま
)
の
菊松
(
きくまつ
)
が、
烏帽子
(
えばうし
)
を
冠
(
かぶ
)
つて、
向顱巻
(
むかふはちまき
)
を
為
(
し
)
て
手伝
(
てつだ
)
つて、
見事
(
みごと
)
に
仕上
(
しあ
)
げさせたら
何
(
なん
)
とする。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
祖父
(
おほぢ
)
の
作
(
さく
)
に、
久
(
ひさ
)
しぶりの
話
(
はなし
)
がある、と
美女
(
たをやめ
)
の
像
(
ざう
)
を
受取
(
うけと
)
つて、
老爺
(
ぢい
)
は
天守
(
てんしゆ
)
に
胡座
(
あぐら
)
して
後
(
あと
)
に
残
(
のこ
)
つた。
時
(
とき
)
に、
祖父
(
おほぢ
)
が
我
(
わが
)
まゝの
佗
(
わび
)
だと言つて、
麻袋
(
あさぶくろ
)
を、
烏帽子
(
えばうし
)
入
(
い
)
れたまゝ
雪枝
(
ゆきえ
)
に
譲
(
ゆづ
)
つた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と
風
(
かぜ
)
に
曲
(
ゆが
)
んだ
烏帽子
(
えばうし
)
の
紐
(
ひも
)
を
結直
(
ゆひなお
)
したが、
老爺
(
ぢい
)
の
声
(
こゑ
)
も
力
(
ちから
)
が
無
(
な
)
かつた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“烏帽子”の意味
《名詞》
烏帽子 (えぼし)
日本の伝統的な被り物の一つで、元服した男子が被るもの。材質は布帛や漆塗りの紙などで、現代においては神主などが用いる。
(出典:Wiktionary)
“烏帽子”の解説
烏帽子(えぼし)は、平安時代から現代にかけて和装での礼服着装の際に成人男性が被った帽子のこと。
(出典:Wikipedia)
烏
漢検準1級
部首:⽕
10画
帽
常用漢字
中学
部首:⼱
12画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“烏帽子”で始まる語句
烏帽子岩
烏帽子折
烏帽子子
烏帽子親
烏帽子岳
烏帽子師
烏帽子籠
烏帽子山麓
烏帽子額
烏帽子打