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瀧夜叉姫
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たきやしやひめ
ふりがな文庫
“
瀧夜叉姫
(
たきやしやひめ
)” の例文
新字:
滝夜叉姫
と
記
(
しる
)
して、
一車
(
いつしや
)
の
税銀
(
ぜいぎん
)
、
一
(
いつ
)
ヶ
月
(
げつ
)
八匁
(
はちもんめ
)
宛
(
づゝ
)
なりと
載
(
の
)
せてある。
勿論
(
もちろん
)
、
金澤
(
かなざは
)
、
福井
(
ふくゐ
)
などでは、
俵藤太
(
たはらとうだ
)
も、
頼光
(
らいくわう
)
、
瀧夜叉姫
(
たきやしやひめ
)
も、まだ
見
(
み
)
た
事
(
こと
)
もなかつたらう。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
あぢさゐや
瀧夜叉姫
(
たきやしやひめ
)
が花かざし
自選 荷風百句
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
隣郷
(
りんがう
)
津軽
(
つがる
)
の
唐糸
(
からいと
)
の
前
(
まへ
)
に
恥
(
は
)
ぢずや。
女賊
(
ぢよぞく
)
はまだいゝ。
鬼神
(
きじん
)
のお
松
(
まつ
)
といふに
至
(
いた
)
つては、
余
(
あま
)
りに
卑
(
いや
)
しい。これを
思
(
おも
)
ふと、
田沢湖
(
たざはこ
)
の
街道
(
かいだう
)
、
姫塚
(
ひめつか
)
の、
瀧夜叉姫
(
たきやしやひめ
)
が
羨
(
うらやま
)
しい。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
照
(
て
)
り
曇
(
くも
)
り
雨
(
あめ
)
もものかは。
辻々
(
つじ/\
)
の
祭
(
まつり
)
の
太鼓
(
たいこ
)
、わつしよい/\の
諸勢
(
もろぎほひ
)
、
山車
(
だし
)
は
宛然
(
さながら
)
藥玉
(
くすだま
)
の
纒
(
まとひ
)
を
振
(
ふ
)
る。
棧敷
(
さじき
)
の
欄干
(
らんかん
)
連
(
つらな
)
るや、
咲
(
さき
)
掛
(
かゝ
)
る
凌霄
(
のうぜん
)
の
紅
(
くれなゐ
)
は、
瀧夜叉姫
(
たきやしやひめ
)
の
襦袢
(
じゆばん
)
を
欺
(
あざむ
)
き、
紫陽花
(
あぢさゐ
)
の
淺葱
(
あさぎ
)
は
光圀
(
みつくに
)
の
襟
(
えり
)
に
擬
(
まが
)
ふ。
月令十二態
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
瀧
部首:⽔
19画
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
叉
漢検準1級
部首:⼜
3画
姫
常用漢字
中学
部首:⼥
10画
“瀧夜叉”で始まる語句
瀧夜叉