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泊
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どま
ふりがな文庫
“
泊
(
どま
)” の例文
「お豊、いいあんばいに、お天気じゃ、今夜は
内牧
(
うちまき
)
泊
(
どま
)
りとして、それまでに夕立でも出なければ何よりじゃ。おお、吉田様が見えない、どうなさった」
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
往
(
ゆく
)
に今宵は
先
(
まづ
)
藤澤
(
ふじさは
)
泊
(
どま
)
りと
心懸
(
こゝろがけ
)
鶴見畷
(
つるみなはて
)
など
打眺
(
うちながめ
)
ながら神奈川臺も打越し處に町人體の男半四郎の
後
(
あと
)
になり先になり來りしが
程
(
ほど
)
ヶ
谷
(
や
)
の先なる
燒持坂
(
やきもちざか
)
の邊りより彼町人體の男は聲を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
昼の
陽
(
ひ
)
ざしも、こたえがなく、北日本特有の寒風が、
槍
(
やり
)
のごとく
波面
(
なみづら
)
をかすッて、港
泊
(
どま
)
りの
諸船
(
もろぶね
)
の
帆
(
ほ
)
ばしら、ゆッさゆッさとゆさぶれあうさま、まるで
盥
(
たらい
)
のなかの
玩具
(
おもちゃ
)
を見るよう。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『お嬢さんを拝借して参りましたのですよ。一晩
泊
(
どま
)
りで行つて参りますの。』
御門主
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
馬「どうせ
帰
(
けえ
)
り馬でごぜえやす、今ね新高野までお客ウ二人案内してね、また是から
向
(
むこう
)
へ
往
(
い
)
くのでごぜえやすが、手間がとれるから、鰭ヶ崎の
東福寺
(
とうふくじ
)
泊
(
どま
)
りと云うのだが、幾らでもいゝから廉く遣るべえじゃアねえか」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
落し扨其の行先は何れ成と問ば家主は
打案
(
うちあん
)
じて
慥
(
たしか
)
には知らねども
今宵
(
こよひ
)
は千住
泊
(
どま
)
りとか申したりと云を聞て直に家に歸り
旅
(
たび
)
支度を成し千
住
(
ぢゆ
)
を
指
(
さし
)
て
急
(
いそ
)
ぎけり
諺
(
ことわざ
)
に云己人を
欺
(
あざむ
)
かんとすれば人又
己
(
おのれ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
明けて六月一日も堺
泊
(
どま
)
り。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
泊
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
“泊”を含む語句
漂泊
淡泊
宿泊
夜泊
梁山泊
御泊
碇泊
寝泊
一泊
大泊
停泊
漂泊者
寺泊
漂泊人
飄泊
泊客
安泊
旅泊
小泊瀬山
宿泊人
...