“寝泊”のいろいろな読み方と例文
旧字:寢泊
読み方割合
ねとま66.7%
ねとまり25.0%
ねどま8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
客の、御書院番頭脇坂山城守が、せき込んで、何か言おうとしたとき百余の門弟が寝泊ねとまりしている道場の方に当って、急にガヤガヤと人声がいた。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
津山邸にやかたはあっても、本丸に寝泊ねとまりして、小字おさななの銀之助を呼ばれていたものと見える。年は五百より二つ上である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
出稼ぎして諸方を彷徨うろついてゐた方が、ひもじいおもひをしない、寝泊ねどまりする処にも困らない。生れた村には食物くひもの欠乏たりなくてみんな難渋なんじふしてゐるけれど、余処よそ其程それほどでもない。
椋のミハイロ (新字旧仮名) / ボレスワフ・プルス(著)