“漂泊人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さすらいびと66.7%
ひょうはくじん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この歌の幼稚な表現にも母の夫人はほろほろと泣いて、こんなに漂泊人さすらいびとのようにさせておく親の無力さが悲しくなり
源氏物語:52 東屋 (新字新仮名) / 紫式部(著)
目あきに見えないものすらこの漂泊人さすらいびとは見えることを知っていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
光秀がまだ名もない一介の漂泊人ひょうはくじんとして、越前の朝倉家に寄寓していた頃、藤孝も、三好・松永などという乱臣に都をわれて、国々をさまよっていた将軍義昭よしあき扈従こじゅうして、同じ土地に漂泊していた。