漂泊人さすらいびと)” の例文
この歌の幼稚な表現にも母の夫人はほろほろと泣いて、こんなに漂泊人さすらいびとのようにさせておく親の無力さが悲しくなり
源氏物語:52 東屋 (新字新仮名) / 紫式部(著)
目あきに見えないものすらこの漂泊人さすらいびとは見えることを知っていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)