“さすらいびと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
漂浪人33.3%
漂泊人33.3%
流浪人16.7%
流離人16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
漂浪人さすらいびと同士、乞食同士となら、ついて来い、一緒に行こう』と。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
目あきに見えないものすらこの漂泊人さすらいびとは見えることを知っていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いらいらした身振りをして、この流浪人さすらいびとは割合人気ひとけの少ない裏通りへ入って行った。
群集の人 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
萩に伏しすすきなび故里ふるさと流離人さすらいびとはこんな風にながめる事がある。故里を離れぬ藤尾は何を眺めているか分らない。母は椽を曲って近寄った。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)