漂浪人さすらいびと)” の例文
何となく悲しく、鳴らしている立琴のを聞きつつ、空想にふけっているとその男の姿は遠くなって見えなくなった。……ああ、彼も漂浪人さすらいびとかと思うと、つい熱き涙が目の中に湧くのであった。
漂浪人さすらいびと同士、乞食同士となら、ついて来い、一緒に行こう』と。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
漂浪人さすらいびと同士にござります。乞食同志にございます」
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)