“義昭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よしあき91.7%
ぎしょう8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、そうだろう。せっかく信玄が、三方ヶ原までまいりながら、引っ返したと聞いてはな。……義昭よしあきの顔が眼に見えるようだ」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
信長に身を寄せた漂泊の将軍家義昭よしあきは、その後、岐阜ぎふの城下西にしたなの立正寺を宿所と定められて、一行はそこにししていた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
脇屋ノ二郎義助以下、大館宗氏、堀口貞満、同行義、岩松経家、里見義胤さとみよしたね、江田行義、篠塚伊賀守、瓜生保うりゅうたもつ綿打わたうち入道にゅうどう義昭ぎしょう、世良田兵庫助、田中氏政、山名忠家、額田為綱ぬかだためつな、等、等、等……
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがて江田行義、篠塚伊賀守、綿打わたうち入道にゅうどう義昭ぎしょうらの三隊が、川へ先陣を切ってゆくと、がぜん、対岸から猛烈な弓鳴ゆなりがおこった。およそ相手が渡渉としょうして来そうな浅瀬は敵もよく見ていたのである。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)