“弓鳴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆな80.0%
ゆなり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さきに立てた弓隊が、一斉に弓鳴ゆなりを発して、物凄い矢風を送るや、蜂屋隊もそれに報いて鉄砲をあびせかけた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かなり長い間、ピシッピシッと盛んな朝稽古の弓鳴ゆなりが聞え、それが止むと、やがて今度は、音吐朗々と経書を読む声がするんです、それが逗留中、毎朝、欠かすことがなかった。
小説のタネ (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どこかで、烈しい弓鳴ゆなりのするように、空気が鳴って、轟然ごうぜんと、十間ほど先の大地に、大砲の弾が炸裂さくれつした。
山浦清麿 (新字新仮名) / 吉川英治(著)