“ぎしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
義昭16.7%
偽証16.7%
偽詔16.7%
妓妾16.7%
戯笑16.7%
擬生16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
脇屋ノ二郎義助以下、大館宗氏、堀口貞満、同行義、岩松経家、里見義胤さとみよしたね、江田行義、篠塚伊賀守、瓜生保うりゅうたもつ綿打わたうち入道にゅうどう義昭ぎしょう、世良田兵庫助、田中氏政、山名忠家、額田為綱ぬかだためつな、等、等、等……
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがて江田行義、篠塚伊賀守、綿打わたうち入道にゅうどう義昭ぎしょうらの三隊が、川へ先陣を切ってゆくと、がぜん、対岸から猛烈な弓鳴ゆなりがおこった。およそ相手が渡渉としょうして来そうな浅瀬は敵もよく見ていたのである。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かかる間に、一方の劉高は、巧妙な偽証ぎしょうをならべたてた上申書を作り上げ、その密封を、腹心の家来へ持たせて、時の青州府の奉行、慕蓉彦達ぼようげんたつのもとへ、上申して出た。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
偽詔ぎしょうをもって、みだりに朝廷の御名をかたる不届き者、あの玄徳めを引掴んで来いっ」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ケダシ先生あらかじメ葬地ヲぼくセシトイフ。遠近会葬スルモノ百ヲ以テ数フ。先生玩好がんこう御セズ。飲酒たしなマズ。もっとも声色せいしょくヲ遠ザク。人ノ妓妾ぎしょうヲ蓄フルヲルモナホコレニつばセント欲ス。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
すなわち一方はまれにしかこれを口にせず、または少なくとも戯笑ぎしょうには供しなかった。その痕跡がまだシビ・スビ・ツビの語には残っているかと思う。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
文人もんにん擬生ぎしょうの試験も若君は成績よく通ったため、師も弟子でしもいっそう励みが出て学業を熱心にするようになった。
源氏物語:21 乙女 (新字新仮名) / 紫式部(著)