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すな真菰、真菰が中に菖蒲さく潮来いたこの入江、はるばると我がめ来れば、そのかみの潮来の出嶋荒れ果てて今は冬なる。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
之乎路しをぢから直越ただこえ来れば羽咋はぐひの海朝なぎしたり船楫ふねかぢもがも」(巻十七・四〇二五)、「ただに行かず巨勢路こせぢから石瀬いはせ踏みめぞ吾が来し恋ひてすべなみ」(巻十三・三三二〇)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
かくてあてなるたましひのゆくへやむる
泣けよ恋人 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
すな真菰、真菰が中に菖蒲さく潮来いたこの入江、はるばると我がめ来れば、そのかみの潮来の出嶋荒れ果てて今は冬なる。
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
鏽銀しやうぎんかねる……かすかに、……かすかに……やるせなきたましひめもあへぬ郷愁ノスタルヂヤア
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
朝なさなめてつつしむ墓の原に新埴土あらはにつちのいろのつゆけさ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
朝なさなめてつつしむ墓の原に新埴土あらはにつちのいろのつゆけさ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
もんもりと雪ふりつもる朝まだき知音ちおんの墓はめて親しさ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
もんもりと雪ふりつもる朝まだき知音ちおんの墓はめて親しさ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ありやともめ来て思ふ道のに君が置きたる黒き鉢の子
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
少女らははげし日中もいへ居らず池のべめて秘読ひそよみにけり
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
春あさき囃子め来て月の磯の我家の跡の汐あかり見つ
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
さは昨日きのふ世をも厭ひて重格魯密母ぢゆうクロヲムめも泣きしか
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
露くさの花の色だにさはひとりめわぶるなる。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
なにかめて
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)