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東金
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とうがね
ふりがな文庫
“
東金
(
とうがね
)” の例文
東金
(
とうがね
)
監視隊本部報告。両翼を大破せる敵重爆一機、只今、九十九里海岸
片貝
(
かたがひ
)
町の海上に不時着。直ちに、その乗組員四名を捕虜とす。
空の悪魔(ラヂオ・ドラマ)
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
浜龍は
東金
(
とうがね
)
の姉娘の養女で、東京の
蠣殻町
(
かきがらちょう
)
育ちだったが、ちょっと
下脹
(
しもぶく
)
れの
瓜実顔
(
うりざねがお
)
で、
上脊
(
うわぜい
)
もあり、きっそりした好い芸者だった。
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
いずれ、やくざに相違ないと知って、出来合ってしまったところが、これが
賭博
(
ばくち
)
うちと思っていたのに、
東金
(
とうがね
)
無宿の長二郎という名代の泥棒——
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
東金
(
とうがね
)
の富人河野克堂、字子貞の家に滞留して
清明
(
せいめい
)
の節をもここに過したが、夏の初には家に還っていて、星巌と共に不忍池の分香亭に
詩筵
(
しえん
)
を催した。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
中に水に臨んだ一
小廬
(
しょうろ
)
を
湖月亭
(
こげつてい
)
という。求むる人には席を貸すのだ。三人は
東金
(
とうがね
)
より買い来たれる菓子
果物
(
くだもの
)
など取り広げて湖面をながめつつ裏なく語らうのである。
春の潮
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
▼ もっと見る
花車重吉が上総の
東金
(
とうがね
)
の角力に往ったということを聞きましたから、
直
(
すぐ
)
に
其所
(
そこ
)
に
行
(
ゆ
)
こうというので旅立の支度を致し、永く羽生村の名主を致して居りましたから金は随分ござります
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「モスリンの社長さんのような人になって下さい。然うすれば
東金
(
とうがね
)
を見返せます」
村一番早慶戦
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
なおそれよりも前に、上総の
東金
(
とうがね
)
附近の村では、これも二三日してから山の中の
薄
(
すすき
)
の
叢
(
くさむら
)
の中に、しゃがんでいたのをさがしだしたが、それから久しい間、
抜
(
ぬ
)
け
殻
(
がら
)
のような少年であったという。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
東金
(
とうがね
)
の茂右衛門どのといふ
謡
(
うた
)
は春の朧のものなりけらし
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
見られ下谷山崎町
家持
(
いへもち
)
五兵衞召仕ひ久兵衞其方生國は
何國
(
いづく
)
にて年は
何
(
なん
)
歳なるや
又
(
また
)
何頃
(
いつごろ
)
より五兵衞方へ奉公
住
(
ずみ
)
致したるや有體に申立よと云はるゝに久兵衞私し生國は
上總國
(
かづさのくに
)
東金
(
とうがね
)
にて五ヶ年以前より五兵衞方へ奉公
住
(
ずみ
)
致し
居
(
をり
)
歳
(
とし
)
は當年四十二歳に相成候と申しければ越前守殿
而
(
し
)
て又其方
如何成
(
いかなる
)
所存にて五兵衞の悴を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
別の声
東金
(
とうがね
)
防空監視隊本部報告……午後八時五十二分、
鳴浜
(
なるはま
)
東方三千、重爆三機、高度二千五百、九十九里海岸に沿ひ南進…………。
空の悪魔(ラヂオ・ドラマ)
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
一たび幕府の倉吏となったが、天保の初
梁川星巌
(
やながわせいがん
)
が詩社を開くに及びこれに参し、職を辞して後
放蕩
(
ほうとう
)
のため家産を失い、
上総
(
かずさ
)
東金
(
とうがね
)
の漁村に
隠棲
(
いんせい
)
した。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
香取
(
かとり
)
鹿島
(
かしま
)
を
巡
(
めぐ
)
り佐原より舟行して
銚子
(
ちょうし
)
に
抵
(
いた
)
り、九十九里浜を過ぎて
東金
(
とうがね
)
に往き門人遠山雲如をその村居に訪うた。雲如は江戸の人、詩酒風流のために家産を失い東金に隠棲している奇人である。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“東金(東金市)”の解説
東金市(とうがねし)は、千葉県の中東部に位置する市。
都市雇用圏における東京都市圏であり、東金商圏を形成する準商業中心都市。地方拠点都市に指定されている。
1954年(昭和29年)市制施行。
(出典:Wikipedia)
東
常用漢字
小2
部首:⽊
8画
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
“東金”で始まる語句
東金剛
東金君
東金町