“上總國”のいろいろな読み方と例文
新字:上総国
読み方割合
かづさのくに75.0%
かずさのくに25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上總國かづさのくに勝浦一萬一千石の領主、植村土佐守は、若くて寛達で、獵と女と遠乘りが何より好きといふ殿樣でした。
上總國かづさのくに上野郡かうづけぐん田地でんぢ二十石にじつこくばかりをたがやす、源五右衞げんごゑ百姓ひやくしやう次男じなんで、小助こすけふのがあつた。
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
上總國かずさのくに勝浦一萬一千石の領主植村土佐守、遠乘りの歸りお樂の茶店に立寄り、お菊を見染みそめて、下屋敷へ入れることになり三百兩の支度金まで出しましたが、それほどの事が、いくら隱しても