“かづさのくに”の漢字の書き方と例文
語句割合
上總國100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上總國かづさのくに勝浦一萬一千石の領主、植村土佐守は、若くて寛達で、獵と女と遠乘りが何より好きといふ殿樣でした。
上總國かづさのくに上野郡かうづけぐん田地でんぢ二十石にじつこくばかりをたがやす、源五右衞げんごゑ百姓ひやくしやう次男じなんで、小助こすけふのがあつた。
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
見られ下谷山崎町家持いへもち五兵衞召仕ひ久兵衞其方生國は何國いづくにて年はなん歳なるやまた何頃いつごろより五兵衞方へ奉公ずみ致したるや有體に申立よと云はるゝに久兵衞私し生國は上總國かづさのくに東金とうがねにて五ヶ年以前より五兵衞方へ奉公ずみ致しをりとしは當年四十二歳に相成候と申しければ越前守殿て又其方如何成いかなる所存にて五兵衞の悴を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)