“何頃”の読み方と例文

読み方	割合
いつごろ	100.0%

いつごろ

「さうして、まづ何頃（いつごろ）彼方（あちら）と別にお成りあそばすお見込なのでございますの」

金色夜叉 (新字旧仮名) ／ 尾崎紅葉(著)

なし居たり時に大岡殿藤助に向はれ其方は油屋五兵衞方へ何頃（いつごろ）より奉公住（ずみ）致し又何頃（いつごろ）眼病（がんびやう）にて暇（いとま）を取（とり）しやと申さるゝに藤助私し儀は十六歳の時より五兵衞方へ參り七ヶ年（ねん）相勤（あひつと）め候處昨年春中（はるぢう）より眼病を

大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)

畔柳さんへ行つて、旦那が行つたか、行かないか、若（も）し行つたのなら、何頃（いつごろ）行つて何頃帰つたか、なあに、十（とを）に九（ここのつ）まではきつと行きはしませんから。その様子だけ解れば、それで可いのです。

金色夜叉 (新字旧仮名) ／ 尾崎紅葉(著)

何	常用漢字 小２ 部首:⼈ 7画
頃	常用漢字 中学 部首:⾴ 11画