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下脹
ふりがな文庫
“下脹”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しもぶく
75.0%
しもぶくれ
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しもぶく
(逆引き)
浜龍は
東金
(
とうがね
)
の姉娘の養女で、東京の
蠣殻町
(
かきがらちょう
)
育ちだったが、ちょっと
下脹
(
しもぶく
)
れの
瓜実顔
(
うりざねがお
)
で、
上脊
(
うわぜい
)
もあり、きっそりした好い芸者だった。
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
そのうっとりと
下脹
(
しもぶく
)
れした頬のあたりや、胸のまえで何をそうして持っていたのだかも忘れてしまっているような手つきの神々しいほどのうつつなさ。
大和路・信濃路
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
下脹(しもぶく)の例文をもっと
(9作品)
見る
しもぶくれ
(逆引き)
一人の女は女中らしい顏立で
下脹
(
しもぶくれ
)
の品の惡い顏ではあるが、それでも色が白いのとぱつちりとした目で見るともなしに三藏の顏を見た其目附が心を牽く。
俳諧師
(旧字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
年紀
(
とし
)
の頃は十九か
二十歳
(
はたち
)
、色は透通る程白く、鼻筋の通りました、
窶
(
やつ
)
れても
下脹
(
しもぶくれ
)
な、見るからに風の障るさえ痛々しい、
葛
(
くず
)
の葉のうらみがちなるその風情。
湯女の魂
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
下脹(しもぶくれ)の例文をもっと
(3作品)
見る
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
脹
漢検準1級
部首:⾁
12画
“下”で始まる語句
下
下手
下駄
下手人
下谷
下婢
下総
下司
下野
下僕
“下脹”のふりがなが多い著者
徳田秋声
小山清
内田魯庵
高浜虚子
谷崎潤一郎
堀辰雄
野村胡堂
泉鏡花
豊島与志雄