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斯學
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しがく
斯學に
熱心なる
公は、
焚火にも
當られず、
直ちに
車夫を
指揮して、
余の
穴の
上部の
方で
發掘を
始められた。
かく
觀察されてみる
時、
著者の
如き
斯學の
專攻者は
非常な
恥辱を
感ぜざるを
得ないのである。
此三
拍子揃つたる
余は、
益々斯學の
爲に
努力して、
誰でも
知らなければならぬ
事の、
誰でも
然う
委しく
知れずに
居る一
大問題を、
誰にでも
知れる
樣になる
爲に、
研究を
進めて
行かねばならぬ。