探海電燈サーチライト)” の例文
つき浩々かう/\わたりて、くはふるにはるかのおき停泊ていはくしてる三四そうぼうこく軍艦ぐんかんからは、始終しじゆう探海電燈サーチライトをもつて海面かいめんてらしてるので、そのあきらかなること白晝まひるあざむくばかりで
わたくし跳上をどりあがつてまなこはなつと、たゞる、本船々首ほんせんせんしゆ正面しやうめん海上かいじやうに、此時このときまで閃々せん/\たるひかりえずうみ八方はつぱうてらしつゝすで一海里いつかいりばかりはしつた海蛇丸かいだまるは、此時このとき何故なにゆゑ探海電燈サーチライトひかりパツとえて
しかるに此時このときまで、海蛇丸かいだまるべつ害意がいゐありともえず、たゞその甲板かんぱんからはえず探海電燈サーチライト閃光ひかり射出しやしゆつして、あるひ天空てんくうてらし、あるひそのひかり此方こなたけ、また海上かいじやう地理ちり形况等けいけうとうさぐるにやあらん