とつ)” の例文
どぜうとはちがつてれはかれにもわづかづゝはることが出來できた。すこしづゝとつては毎日まいにちのやうにたくはへた。おつぎはちやわかたびにそれをはひなかんでいてやる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
其中そのうちはらすいたとえてラクダルは面倒臭めんだうくささうに手をのばして無花果いちじくとつくちれた。しか少年こども見向みむきもしないしのばさないばかりか、木實このみ身體からだそばちてすらあたまもあげなかつた。
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)