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愚物
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ばか
ふりがな文庫
“
愚物
(
ばか
)” の例文
『それぢや、
話
(
はな
)
しにならないわ』と
愛
(
あい
)
ちやんは
自棄
(
やけ
)
になつて、『
何
(
なん
)
て、
愚物
(
ばか
)
なんだらう!』と
云
(
い
)
ひながら、
戸
(
と
)
を
開
(
あ
)
けた
中
(
なか
)
へ
這入
(
はい
)
りました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
朝日
(
あさひ
)
かげ
玉
(
たま
)
だれの
小簾
(
をす
)
の
外
(
と
)
には
耻
(
はぢ
)
かヾやかしく、
娘
(
むすめ
)
とも
言
(
い
)
はれぬ
愚物
(
ばか
)
などにて、
慈悲
(
じひ
)
ぶかき
親
(
おや
)
の
勿体
(
もつたい
)
をつけたる
拵
(
こしら
)
へ
言
(
ごと
)
かも
知
(
し
)
れず、
夫
(
そ
)
れに
乘
(
の
)
りて
床
(
ゆか
)
しがるは
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
『何だねお前、
那麽
(
あんな
)
奴等の対手になつてさ! 九月になれや何処かの学校へ代用教員に遣るツて、
阿父様
(
おとうさん
)
が
然
(
そ
)
言つてるんだから、那麽
愚物
(
ばか
)
にや構はずにお置きよ。お前の方が
愚物
(
ばか
)
になるぢやないか!』
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『
愚物
(
ばか
)
だわねえ!』と
愛
(
あい
)
ちやんは
大
(
おほ
)
きな
聲
(
こゑ
)
で
齒痒
(
はがゆ
)
さうに
云
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
しましたが、『
默
(
だま
)
れ!』と
白兎
(
しろうさぎ
)
が
叫
(
さけ
)
んだので、
急
(
いそ
)
いで
止
(
や
)
めました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
『何だねえお前、
那麽
(
あんな
)
奴等の對手になつてさ! 九月になれや何處かの學校へ代用教員に遣るつて阿父樣が
然
(
さ
)
う言つてるんだから、那麽
愚物
(
ばか
)
にや構はずにお置きよ。お前の方が
愚物
(
ばか
)
になるぢやないか!』
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
愛
(
あい
)
ちやんは
陪審人
(
ばいしんにん
)
が
殘
(
のこ
)
らず
其
(
そ
)
の
石盤
(
せきばん
)
に、『
愚物
(
ばか
)
だわねえ!』と
書
(
か
)
きつけてゐるのを、
皆
(
みん
)
なの
肩越
(
かたご
)
しに
全然
(
すつかり
)
能
(
よ
)
く
見
(
み
)
ました、それのみならず
愛
(
あい
)
ちやんは
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
愚
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“愚物”で始まる語句
愚物樣