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御念
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ごねん
ふりがな文庫
“
御念
(
ごねん
)” の例文
「おっと、
御念
(
ごねん
)
には
及
(
およ
)
ばねえ。お
上
(
かみ
)
が
許
(
ゆる
)
しておくんなさりゃァ、
棒鼻
(
ぼうはな
)
へ、
笠森
(
かさもり
)
おせん
御用駕籠
(
ごようかご
)
とでも、
札
(
ふだ
)
を
建
(
た
)
てて
行
(
ゆ
)
きてえくらいだ」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
その実余人の抄略したものを尾崎行雄自著と頗る
御念
(
ごねん
)
の
入
(
い
)
った銘を打って、さも新らしい著述であるかのように再刊されたのは
四十年前:――新文学の曙光――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
御念
(
ごねん
)
には及びませぬ、閣下、
是迄
(
これまで
)
の所、何を申すも
我儘育
(
わがまゝそだ
)
ちの
処女
(
きむすめ
)
で御座りまする為めに、自然決心もなり兼ねましたる点も御座りましたが、旧冬
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
御念
(
ごねん
)
に
及
(
およ
)
ばぬ、
城
(
じやう
)
ヶ
沼
(
ぬま
)
の
底
(
そこ
)
に
湧
(
わ
)
く……
霊泉
(
れいせん
)
に
浴
(
ゆあみ
)
させて、
傷
(
きづ
)
もなく
疲労
(
つかれ
)
もなく
苦悩
(
くなう
)
もなく、
健
(
すこや
)
かにしてお
返
(
かへ
)
し
申
(
まを
)
す。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
御念
(
ごねん
)
の入ったごあいさつです。気が変になんかなりませんから、早く
素顔
(
すがお
)
と素顔とをつきあわせましょう」
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
「そんな
御念
(
ごねん
)
には及ばないんだがなあ」
脱線息子
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
偖
(
さて
)
も生駒家の
用人
(
ようにん
)
留守居等は
玄關脇
(
げんくわんわき
)
の座敷に
控
(
ひか
)
へ居けるに
暫時
(
しばらく
)
有て御徒目付青山三右衞門再び出立迎の
乘物
(
のりもの
)
に
締
(
しま
)
りの儀御心得有べきやと云へば
金子
(
かねこ
)
忠右衞門加川新右衞門の兩人
御念
(
ごねん
)
の入たる御尋ね
締
(
しま
)
りの儀は
錠前
(
ぢやうまへ
)
に及ばざる旨御書付に
任
(
まか
)
せ錠は付申さず候へども
警固
(
けいご
)
の
儀
(
ぎ
)
は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「
小判
(
こばん
)
の
船
(
ふね
)
でも
着
(
つ
)
きゃしめえし、
御念
(
ごねん
)
にゃ
及
(
およ
)
び
申
(
もう
)
さずだ」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
念
常用漢字
小4
部首:⼼
8画
“御念”で始まる語句
御念入
御念誦堂
御念仏三昧