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希
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ねがわ
ふりがな文庫
“
希
(
ねがわ
)” の例文
東亜の詩人は青蓮に
譬
(
たと
)
える。一々の
諱
(
いみな
)
は汝の附くるに任せる。
希
(
ねがわ
)
くばその実を逸脱せざらんことを。わたくしの
観
(
み
)
る如くば、それは真夏の際の湖水である。
雛妓
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
若
(
も
)
し九仭の
功
(
こう
)
を一
簣
(
き
)
に欠くあらば
大遺憾
(
だいいかん
)
の至りなり、
希
(
ねがわ
)
くは此一夜星辰を
戴
(
いただ
)
きて
安眠
(
あんみん
)
するを得せしめよと、
誰
(
たれ
)
ありてか天に
祈
(
いの
)
りしなるべし、天果して之を感ぜしか
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
「せめて一期の思い出に
希
(
ねがわ
)
くば一本ほしいね、それを喫ったらこの世に思いのこすこともあるまい」
蜜柑の皮
(新字新仮名)
/
尾崎士郎
(著)
希
(
ねがわ
)
くは将来右の『植物志』と同様、否な、それ以上の立派な仕事が出来る人が日本に生まれ出て、その誇りとする出来栄えを世界万国に示されん事を
庶幾
(
しょき
)
する次第だ。
牧野富太郎自叙伝:02 第二部 混混録
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
それらのもののみは、私たちを欺かない日々の友であった。後に生れてくる人々よ、
希
(
ねがわ
)
くはこれらのものを
傍
(
かたわ
)
ら近くに置かれよ。それは声なくともいつも人情を恋している。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
▼ もっと見る
僕は今日、歯が一本
生
(
は
)
えたことをお知らせできるのは愉快です。年からいえばまだですが、これはたしかに、
早生
(
そうせい
)
の
智慧歯
(
ちえば
)
です。
希
(
ねがわ
)
くは、一本でおしまいにならないことを。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
灰皿にも用いよう。が
希
(
ねがわ
)
くば、
竜涎
(
りゅうぜん
)
、
蘆薈
(
ろかい
)
、
留奇
(
とめき
)
の名香。
緑玉
(
エメラルド
)
、真珠、
紅玉
(
ルビイ
)
を
装
(
も
)
らせたい。
某国
(
なにがし
)
——公使の、その
一品
(
ひとしな
)
を
贈
(
おくり
)
ものに使ってから、相伝えて、外国の註文が少くない。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
以上みなその
真蹟
(
しんせき
)
を石印に写したるもの、
希
(
ねがわ
)
くは
髣髴
(
ほうふつ
)
として、その真を失わざらん。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
希
(
ねがわ
)
くは何とかして私、「文七元結」の圓朝以前のものが知りたい。
我が円朝研究:「怪談牡丹灯籠」「江島屋騒動」「怪談乳房榎」「文七元結」「真景累ヶ淵」について
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
それらのもののみは、私たちを欺かない日々の友であった。後に生れてくる人々よ、
希
(
ねがわ
)
くはこれらのものを
傍
(
かたわ
)
ら近くに置かれよ。それは声なくともいつも人情を恋している。
朝鮮の友に贈る書
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
それだから
希
(
ねがわ
)
くは美醜の分別を越えることである。それらが二に分れる已前に自らを戻すことである。与えられたありのままの「本分」に帰ることである。美醜の作為から去ることである。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
希
常用漢字
小4
部首:⼱
7画
“希”を含む語句
希臘
希望
希有
希伯来
希臘風
希臘人
希代
希臘語
希臘型
希求
奉希
古希臘
韋提希夫人
希知
希望者
乃木希典
希世
希伯來人
希臘悲劇
希臘思想
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