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山影
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やまかげ
ふりがな文庫
“
山影
(
やまかげ
)” の例文
月光
(
げっこう
)
に
照
(
て
)
らされている、その
遠
(
とお
)
い
山影
(
やまかげ
)
を
望
(
のぞ
)
みますと、もし
雪
(
ゆき
)
を
渡
(
わた
)
ってまっすぐにいくことができたならそんなに
遠
(
とお
)
くもないだろう。
白すみれとしいの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「水戸家の家臣
山影
(
やまかげ
)
宗三郎、主命を帯びて木曽に向かう、その方万端世話するよう」こういう簡単な文面であった。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
山影
(
やまかげ
)
ながら
颯
(
さつ
)
と
野分
(
のわき
)
して、
芙蓉
(
ふよう
)
に
咽
(
むせ
)
ぶ
浪
(
なみ
)
の
繁吹
(
しぶき
)
に、
小
(
ちひさ
)
き
輪
(
りん
)
の
虹
(
にじ
)
が
立
(
た
)
つ——あら、
綺麗
(
きれい
)
だこと——それどころかい、
馬鹿
(
ばか
)
を
言
(
い
)
へ——
男
(
をとこ
)
の
胸
(
むね
)
は
盥
(
たらひ
)
に
引添
(
ひきそ
)
ひて
泳
(
およ
)
ぐにこそ。
婦人十一題
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一人は
澎湃奔放
(
はうはいほんぱう
)
たる濁流を
望
(
のぞ
)
み、ひとりは
山影
(
やまかげ
)
の
苔清水
(
こけしみづ
)
をなつかしむ。
こんな二人
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
山影
(
やまかげ
)
落
(
おつ
)
る湖の
花守
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
▼ もっと見る
彼
(
かれ
)
は
前方
(
ぜんぽう
)
に
見
(
み
)
える
遠
(
とお
)
い
国境
(
こっきょう
)
の
山影
(
やまかげ
)
などをながめて、その
山
(
やま
)
の
頂
(
いただき
)
に
飛
(
と
)
んでいる
雲
(
くも
)
のあたりに
空想
(
くうそう
)
を
走
(
はし
)
らせていたのであります。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
山影
(
やまかげ
)
様」と小さい声だ。「人が近寄って参ります」
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
幾日
(
いくにち
)
となく、
旅
(
たび
)
をすると、はじめて、
青
(
あお
)
い
山影
(
やまかげ
)
を
望
(
のぞ
)
むことができたのであります。
砂漠の町とサフラン酒
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“山影”の意味
《名詞1》
水面や物に写る山の形。
山の姿。
(出典:Wiktionary)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
影
常用漢字
中学
部首:⼺
15画
“山影”で始まる語句
山影水光