“やまかげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヤマカゲ
語句割合
山陰46.2%
山蔭38.5%
山影13.5%
山背1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山陰やまかげの佐藤清君、市原正君。自分の村の名と自分の名とを呼ばれた少年たちは云われたとおり列をはなれて前へ出た。
三月の第四日曜 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
雪枝ゆきえみちけ、いはつたひ、ながれわたり、こずゑぢ、かつらつて、此処こゝ辿たどいた山蔭やまかげに、はじめてたのはさくらで。……
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「水戸家の家臣山影やまかげ宗三郎、主命を帯びて木曽に向かう、その方万端世話するよう」こういう簡単な文面であった。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
彼方かなた山背やまかげからぞろ/\とあらはれてたが、鐵車てつしやるやいな非常ひじやう驚愕おどろいて、奇聲きせいはなつて、むかふの深林しんりんなかへとせた。