“さんえい”の漢字の書き方と例文
語句割合
山影100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天気のよい時白帆しらほ浮雲うきぐもと共に望み得られる安房あわ上総かずさ山影さんえいとても、最早もはや今日の都会人には花川戸助六はなかわどすけろく台詞せりふにも読込まれているような爽快な心持を起させはしない。
鹿ながら山影さんえいもんいるかな
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
しかしつらつら思えば伊太利亜イタリヤミラノの都はアルプの山影さんえいあって更に美しく、ナポリの都はヴェズウブ火山のけむりあるがために一際ひときわ旅するものの心に記憶されるのではないか。