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専
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せん
で
願くはだ、
君、どうぞ一つ
充分に
彼を
信じて、
療治を
専一にして
頂きたい。
彼も
私にきっと
君を
引受けると
云っていたよ。
かつて
御史ありて
晟の自ら
専にすることを
劾しけるに、帝
聴かずして曰く、人に任ずる
専ならざれば功を成す
能わず、
況んや大将は一辺を統制す、いずくんぞ
能く文法に
拘らんと。
さうして、それが、
悉く博士であつた。代助は其顔を一々覚えてゐた。其又
隣に、
広い所を、たつた
二人で
専領してゐるものがあつた。その
一人は、
兄と同じ位な
年恰好で、
正しい洋服を
着てゐた。
「だから、何でも養生して、体を丈夫にするのが
専だよ」
これはもう
周囲の
者の
疾うより
認めている
所で、
只今もドクトル、エウゲニイ、フェオドロイチが
云うのには、
貴方の
健康の
為には、
須く
気晴をして、
保養を
専一とせんければならんと。