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妹娘
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いもとむすめ
ふりがな文庫
“
妹娘
(
いもとむすめ
)” の例文
長庵より知らせやりしに十兵衞の妻お
安
(
やす
)
妹娘
(
いもとむすめ
)
お富は
地摺
(
ちすり
)
足摺
(
あしずり
)
して
歎
(
なげ
)
けども
詮方
(
せんかた
)
なく終に兩人ながら出府して長庵方へ引取れけり其内に長庵は又一ツの
惡計
(
あくけい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
と云っている処へ出てまいりましたはお雪という政七の
妹娘
(
いもとむすめ
)
でございます。正月の事ゆえこってりと
化粧
(
おしまい
)
が出来、結構な着物を着て居りますから
猶更
(
なおさら
)
美しく見えます。
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
石之助
(
いしのすけ
)
とて山村の総領息子、母の違ふに
父親
(
てておや
)
の愛も薄く、これを養子に
出
(
いだ
)
して
家督
(
あと
)
は
妹娘
(
いもとむすめ
)
の
中
(
なか
)
にとの相談、十年の昔しより耳に
挟
(
はさ
)
みて面白からず、今の世に勘当のならぬこそをかしけれ
大つごもり
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
柿など盗んだ
何
(
なん
)
のと云う訳でねえ、そうでねえ、それ、お
前
(
めえ
)
知って居るが、三藏どんの
妹娘
(
いもとむすめ
)
は屋敷奉公して
帰
(
けえ
)
って来て居た処、お
前等
(
めえら
)
ア
家
(
うち
)
のノウ、其の
若
(
わけ
)
え男を見て
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
石之助
(
いしのすけ
)
とて
山村
(
やまむら
)
の
總領
(
そうりやう
)
息子
(
むすこ
)
、
母
(
はゝ
)
の
違
(
ちが
)
ふに
父親
(
てゝおや
)
の
愛
(
あい
)
も
薄
(
うす
)
く、これを
養子
(
やうし
)
に
出
(
いだ
)
して
家督
(
あと
)
は
妹娘
(
いもとむすめ
)
の
中
(
なか
)
にとの
相談
(
さうだん
)
、十
年
(
ねん
)
の
昔
(
むか
)
しより
耳
(
みゝ
)
に
挾
(
はさ
)
みて
面白
(
おもしろ
)
からず、
今
(
いま
)
の
世
(
よ
)
に
勘當
(
かんだう
)
のならぬこそをかしけれ
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
私
(
わたくし
)
はねえ、只今は百姓の
家
(
うち
)
へ養子に
往
(
い
)
きました、先は下総の羽生村で、三藏と云う者の
妹娘
(
いもとむすめ
)
を女房にして居ります、三藏と申すのは百姓もしますが質屋もし、中々の身代
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
作「ヘエ
上
(
かみ
)
の三藏さんてえ人の
妹娘
(
いもとむすめ
)
お累てえが、お
前
(
めえ
)
さん、新吉が此方へ来たので娘心に惚れたゞ、
何
(
ど
)
うか聟に貰えてえって恋煩いして塩梅が悪くなって、兄様も
母親様
(
おっかさま
)
も見兼ねて金出した恋聟よ」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
妹
常用漢字
小2
部首:⼥
8画
娘
常用漢字
中学
部首:⼥
10画
“妹”で始まる語句
妹
妹君
妹御
妹背山
妹婿
妹弟
妹聟
妹背
妹子
妹尾