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國境
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くにざかひ
ふりがな文庫
“
國境
(
くにざかひ
)” の例文
新字:
国境
どのやうな御不足がござりませうとも、堪忍あそばすがお家の爲、このたびは何とぞそれがしをお供に連れられて、まげて
國境
(
くにざかひ
)
まで御出迎ひを……。
佐々木高綱
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
國境
(
くにざかひ
)
を
出
(
で
)
ましてからは、
私
(
わたし
)
には
東西
(
とうざい
)
も
分
(
わか
)
りません。
長
(
なが
)
い
道中
(
だうちう
)
を、あの
人買
(
ひとかひ
)
に
連
(
つ
)
れて
行
(
い
)
かれましたのでございます。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
御嶽參
(
おんたけまゐ
)
りが
西
(
にし
)
の
方
(
はう
)
から
斯
(
こ
)
の
木曾
(
きそ
)
の
入口
(
いりくち
)
に
着
(
つ
)
くには、
六曲峠
(
ろくきよくたうげ
)
といふ
峠
(
たうげ
)
を
越
(
こ
)
して
來
(
こ
)
なければなりません。そこが
信濃
(
しなの
)
と
美濃
(
みの
)
の
國境
(
くにざかひ
)
で、
父
(
とう
)
さんの
村
(
むら
)
のはづれに
當
(
あた
)
つて
居
(
ゐ
)
ます。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
武藏と下總の
國境
(
くにざかひ
)
を、渡し舟が人を運んだ
人煙稀薄
(
じんゑんきはく
)
な
大昔
(
おほむかし
)
はとにかくとして、あれだけの橋が幾筋も出來上るには、かけなければならない交通と、物資のふくらみとがあつたわけだ。
花火と大川端
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
中津川は美濃の國なり
國境
(
くにざかひ
)
は
馬籠
(
まごめ
)
と落合の間の十
石
(
こく
)
峠
(
たふげ
)
といふ所なり國かはれば風俗も異なりて木曾道中
淳朴
(
じゆんぼく
)
の
風
(
ふう
)
は木曾川の流と共にはなれてやゝ淫猥の臭氣あり
言語
(
ことば
)
も岐阜と名古屋
半交
(
はんまぜ
)
となり
姿形
(
すがたかたち
)
も見よげになれり氣候も山を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
▼ もっと見る
美濃
(
みの
)
の
國境
(
くにざかひ
)
に
近
(
ちか
)
いところに、それがあります。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
國
部首:⼞
11画
境
常用漢字
小5
部首:⼟
14画
“國”で始まる語句
國
國民
國中
國々
國土
國許
國府
國主
國家
國府津