“くにざかひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
國境55.6%
国境44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御嶽參おんたけまゐりが西にしはうから木曾きそ入口いりくちくには、六曲峠ろくきよくたうげといふたうげしてなければなりません。そこが信濃しなの美濃みの國境くにざかひで、とうさんのむらのはづれにあたつてます。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
武藏と下總の國境くにざかひを、渡し舟が人を運んだ人煙稀薄じんゑんきはく大昔おほむかしはとにかくとして、あれだけの橋が幾筋も出來上るには、かけなければならない交通と、物資のふくらみとがあつたわけだ。
花火と大川端 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
あなたとわたくしとは只今諾威ノルエイ国境くにざかひにゐるのでございます。北緯六十八度でございます。県の名はノルドランドと申します。郡はロフオツデンと申しまして陰気な土地でございます。
うづしほ (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
君に別れ十勝の国の国境くにざかひ
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)