“くにさかひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
国堺50.0%
國境50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
越後国南は上州にとな魚沼郡うをぬまごほりなり。東は奥州羽州へとな蒲原郡かんばらごほり岩船いはふね郡なり。国堺くにさかひはいづれも連山波濤れんざんはたうをなすゆゑ雪多し。
越後国南は上州にとな魚沼郡うをぬまごほりなり。東は奥州羽州へとな蒲原郡かんばらごほり岩船いはふね郡なり。国堺くにさかひはいづれも連山波濤れんざんはたうをなすゆゑ雪多し。
その正月しやうぐわつのおかざりあつめてむらのはづれまできますと、そのへんにはびつくりするほどおほきないはいし田圃たんぼあひだえました。そこからはもう信濃しなの美濃みの國境くにさかひちかいのです。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
よきしゆくなりしならん大きな宿屋荒果あれはてあはれなりこゝに木曾義仲馬洗うまあらひの水といふ有りといへど見ず例の露伴子愛着の美人も尋ねずわづかに痩馬に一息させしのみにて亦驅けいだす此宿より美濃みの國境くにさかひ馬籠まごめまでの間の十三宿が即ち木曾と總稱する所なり誠に木曾にりしだけありてこれより景色けいしよく凡ならず谷深く山聳へ岩に觸るゝ水生茂おひしげる木皆な新たに生面を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)