“くにざかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
国境97.8%
国界2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしこの新潟の女たちの旅は、伊勢に参るというのが心ざしで、国境（くにざかい）の番所（ばんしょ）までは、年老いたる男に送られて来ている。
木綿以前の事 (新字新仮名) ／ 柳田国男(著)
これから皆様御案内の通り福島を離れまして、彼（か）の名高い寝覚（ねざめ）の里を後（あと）に致し、馬籠（まごめ）に掛って落合（おちあい）へまいる間が、美濃（みの）と信濃の国境（くにざかい）でございます。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)
と、にわかに、国界（くにざかい）の小防塁をすべて放擲（ほうてき）して、神通川の大河を前にあて、内には、国内の不平分子を抑えて
新書太閤記：11 第十一分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)