“四手場”の読み方と例文
読み方割合
よつでば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
れて此処こゝとほりかゝると、いまわし御身おみまをしたやうに、ぬまみづふかいぞ、とけたものがある。四手場よつでば片膝かたひざで、やみみづ視詰みつめて老人らうじんぞや。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それ/\、坊様ばうさまなら、よひくちわしたのんで四手場よつでばもらふたのぢや……、はあ、其処そこへお前様めえさま行逢ゆきあはしつたの。はて、どうも、妙智力めうちりき旦那様だんなさまわしえんるだね。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
つひ一晩ひとばんかさねえで、四手場よつでばぢいも、きし居着ゐつきのいはのやうだ——さてけばひよんなことぬまぬし魅入みいられた、なに前世ぜんせ約束やくそくで、じやうぬま番人ばんにんつたゞかな。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)