なぎ)” の例文
うみぢゃ、終始たえずなみだ滿干みちひきがある、身體からだふねその鹽辛しほからなみはしる、溜息ためいきかぜぢゃ、なみだなみとも荒𢌞あれまはり、なみだはまたそれを倍〻ます/\るゝ、はて、なぎきふなんだら
佛にはかかるなぎをとらせこそなどかかなしき光る若葉
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
仏にはかかるなぎをとらせこそなどかかなしき光る若葉
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
物のなぎ沈むを聴けば草堀の春けにつつ雨夜あまよひさしき
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
白牡丹はくぼたんちつつなぎ久し自界荘厳のきはにあらむか
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)