“混和”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いりまじ25.0%
こんか25.0%
こんくわ25.0%
まじ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吉里は平田と善吉のことが、別々に考えられたり、混和いりまじッて考えられたりする。もう平田に会えないと考えると心細さはひとしおである。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
兄弟五人中津の風に合わずさて中津に帰てから私の覚えて居ることを申せば、私共の兄弟五人はドウシテも中津人と一所いっしょ混和こんかすることが出来ない、その出来ないと云うのは深い由縁も何もないが
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
又或は口に慣れざる者は茶「コッヒー」(茶の類舶來品)を濃く煎じ混和こんくわして用れば味甚だ香し。身體の滋養を助け食物の消化を促し腹合をよくし元氣を増すこと百藥の長と稱すべし。
肉食之説 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
それから別の鍋へ胡麻ごまの油と砂糖とを半分ずつ入れて火の上で煮立てるが油と砂糖はなかなか混和まじらない。それを混ぜるためホンの少しばかり酒を加える。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)