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告白
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こくはく
ふりがな文庫
“
告白
(
こくはく
)” の例文
ところが、骸骨係自身も、はじめはたいへんこわくて、もうよそうかと思ったと
告白
(
こくはく
)
したので、みんなは笑った。
骸骨館
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ストリンドベルクも金さへあれば、「
痴人
(
ちじん
)
の
告白
(
こくはく
)
」は出さなかつたのである。又出さなければならなかつた時にも、自国語の本にする気はなかつたのである。
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「ぼくはいま木の
陰
(
かげ
)
へゆきましたら、聞くともなしに次郎さんの
告白
(
こくはく
)
を聞きました」
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
お捕物の最中に、娘の口から、その当のおたずね者への恋の
告白
(
こくはく
)
を聞こうとは!——壁辰は、悪夢をふるい落とそうとでもするかのように、ブルルと身ぶるいをして、それでも、声は
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
それは恐ろしい
告白
(
こくはく
)
でした。お咲殺しの疑ひから免れようともがいた喜三郎は、自分の潔白を示すのに急で、胸の中に
蟠
(
わだか
)
まつて居た長い間の
鬱屈
(
うつくつ
)
を、一ペンに吐き出してしまつたのです。
銭形平次捕物控:161 酒屋忠僕
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
天狗
(
てんぐ
)
の
頭目
(
かしら
)
も『
自分達
(
じぶんたち
)
は
人間
(
にんげん
)
になり
切
(
き
)
れなかった
魂
(
たましい
)
でござる……。』と、あっさり
告白
(
こくはく
)
して
居
(
お
)
りました。
私
(
わたくし
)
はそれをきいた
時
(
とき
)
に、
何
(
なに
)
やら
天狗
(
てんぐ
)
さんに
対
(
たい
)
して
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
に
感
(
かん
)
じられたのでございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
私
(
わたし
)
は
此後
(
このゝち
)
或
(
あるひ
)
は
光子
(
みつこ
)
を
離縁
(
りえん
)
するかも
測
(
はか
)
られぬ。
次第
(
しだい
)
に
因
(
よ
)
つては、
光子
(
みつこ
)
の
父母
(
ちゝはゝ
)
に、
此事
(
このこと
)
を
告白
(
こくはく
)
せぬとも
限
(
かぎ
)
らぬ。が、
告白
(
こくはく
)
したところで、
離縁
(
りえん
)
をした
処
(
ところ
)
で、
光子
(
みつこ
)
に
対
(
たい
)
する
嫉妬
(
しつと
)
の
焔
(
ほのほ
)
は、
遂
(
つひ
)
に
消
(
け
)
すことが
出来
(
でき
)
ぬ。
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
告
常用漢字
小5
部首:⼝
7画
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
“告”で始まる語句
告
告口
告別
告訴
告知
告文
告朔
告解
告諭
告示