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吸
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すい
ふりがな文庫
“
吸
(
すい
)” の例文
そうすると晋齋はじろりとお若の様子を見て
吸
(
すい
)
かけた煙草もすいません。お若だってそう
何時
(
いつ
)
までも黙っては居られないから
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
その木の始末を仕様ともしず子供達は又鍋のものに
吸
(
すい
)
よせられて元の姿にじいっとして居るのであった。
農村
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
蘆
(
あし
)
の穂といはず、草と言はず
毮
(
むし
)
り取つて、
青磁色
(
せいじいろ
)
の長い爪に、火を
翳
(
かざ
)
して、ぶく/\と
吸
(
すい
)
つけた。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「ほんとうに、もう失礼いたしますわ。」と、いいわけのようなことをいいながらも、準之助氏が、席に落ちついて、
吸
(
すい
)
さしのシガーに火をつけると、また喋り出した。
貞操問答
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
もう
日
(
ひ
)
が
暮
(
く
)
れたに
太吉
(
たきち
)
は
何故
(
なぜ
)
かへつて
來
(
こ
)
ぬ、
源
(
げん
)
さんも
又
(
また
)
何處
(
どこ
)
を
歩
(
ある
)
いて
居
(
ゐ
)
るかしらんとて
仕事
(
しごと
)
を
片
(
かた
)
づけて一
服
(
ぷく
)
吸
(
すい
)
つけ、
苦勞
(
くらう
)
らしく
目
(
め
)
をぱちつかせて、
更
(
さら
)
に
土瓶
(
どびん
)
の
下
(
した
)
を
穿
(
ほぢ
)
くり
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
ただ、見附のワキに出る煮込み
吸
(
すい
)
とんの屋台の光が、
漸
(
ようや
)
くほっと息をつかせる位だった。
四谷、赤坂
(新字新仮名)
/
宮島資夫
(著)
「おや、ぺん
吸
(
すい
)
は?」
如何なる星の下に
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
吸
常用漢字
小6
部首:⼝
6画
“吸”を含む語句
呼吸
吸血鬼
吸殻
吸筒
一呼吸
吸物
吸口
吸物椀
吸子
吸盤
吸付
吸管
吸呑
吸込
一吸
吸取紙
吸取
速吸
吸物膳
吸入
...