“青磁色”の読み方と例文
読み方割合
せいじいろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ心懸けておいてもらいたいのは、行ってから二三日以内に、本棚のうえにおいてある青磁色せいじいろ大花瓶おおかびんを必ず壊すこと、これはぜひやってください。
什器破壊業事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
で、華奢造きゃしゃづくりの黄金煙管きんぎせるで、余りれない、覚束おぼつかない手つきして、青磁色せいじいろの手つきの瀬戸火鉢せとひばちを探りながら
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
彼等は二三人の支那人シナじんを除けば、大抵は亜米利加アメリカ人か露西亜ロシア人だった。が、その中に青磁色せいじいろのガウンをひっかけた女が一人、誰よりも興奮してしゃべっていた。
彼 第二 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)