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青磁色
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せいじいろ
ふりがな文庫
“
青磁色
(
せいじいろ
)” の例文
ただ心懸けておいてもらいたいのは、行ってから二三日以内に、本棚のうえにおいてある
青磁色
(
せいじいろ
)
の
大花瓶
(
おおかびん
)
を必ず壊すこと、これはぜひやってください。
什器破壊業事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
で、
華奢造
(
きゃしゃづく
)
りの
黄金煙管
(
きんぎせる
)
で、余り
馴
(
な
)
れない、
些
(
ち
)
と
覚束
(
おぼつか
)
ない手つきして、
青磁色
(
せいじいろ
)
の手つきの
瀬戸火鉢
(
せとひばち
)
を探りながら
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼等は二三人の
支那人
(
シナじん
)
を除けば、大抵は
亜米利加
(
アメリカ
)
人か
露西亜
(
ロシア
)
人だった。が、その中に
青磁色
(
せいじいろ
)
のガウンをひっかけた女が一人、誰よりも興奮してしゃべっていた。
彼 第二
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ある人はこれを「か細い
茎
(
くき
)
に均衡のとれた
青磁色
(
せいじいろ
)
の花をのせた
昼顔
(
ひるがお
)
」に例えている。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
青磁色
(
せいじいろ
)
の流行が
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
蘆
(
あし
)
の穂といはず、草と言はず
毮
(
むし
)
り取つて、
青磁色
(
せいじいろ
)
の長い爪に、火を
翳
(
かざ
)
して、ぶく/\と
吸
(
すい
)
つけた。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
女はまだ見た所、
二十
(
はたち
)
を越えてもいないらしい。それが壁へ貼った鏡を後に、絶えず鉛筆を動かしながら、
忙
(
せわ
)
しそうにビルを書いている。額の
捲
(
ま
)
き毛、かすかな
頬紅
(
ほおべに
)
、それから地味な
青磁色
(
せいじいろ
)
の半襟。
影
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“青磁色”の解説
青磁色(青瓷色、せいじいろ)とは、青磁に似た薄い緑色のことである。JIS慣用色名にも指定されている。
英語名セラドン(celadon)も青磁を表す。また秘色(ひそく・ひしょく)とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
青
常用漢字
小1
部首:⾭
8画
磁
常用漢字
小6
部首:⽯
14画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“青磁”で始まる語句
青磁