トップ
>
古道具屋
>
ふるだうぐや
ふりがな文庫
“
古道具屋
(
ふるだうぐや
)” の例文
閑話休題
(
それはとにかく
)
、
母子
(
ふたり
)
は
其處等
(
そこら
)
を
見
(
み
)
て
歩
(
ある
)
くと、
今
(
いま
)
言
(
い
)
つた、
其
(
そ
)
のお
帳場
(
ちやうば
)
が、
橋
(
はし
)
向
(
むか
)
うの
横町
(
よこちやう
)
に
一個
(
ひとつ
)
あつた。
無論
(
むろん
)
古道具屋
(
ふるだうぐや
)
なんです。
廓そだち
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
坂
(
さか
)
の
下
(
した
)
は、
左右
(
さいう
)
の
植木屋
(
うゑきや
)
、
屋外
(
をくぐわい
)
に
足場
(
あしば
)
を
設
(
まう
)
け、
半纏着
(
はんてんぎ
)
の
若衆
(
わかもの
)
蛛手
(
くもで
)
に
搦
(
から
)
んで、
造菊
(
つくりぎく
)
の
支度最中
(
したくさいちう
)
なりけり。
行
(
ゆ
)
く/\フと
古道具屋
(
ふるだうぐや
)
の
前
(
まへ
)
に
立
(
た
)
つ。
彌次
(
やじ
)
見
(
み
)
て
曰
(
いは
)
く、
茶棚
(
ちやだな
)
はあんなのが
可
(
い
)
いな。
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
何
(
ど
)
うだ
北八
(
きたはち
)
、
線路
(
せんろ
)
の
傍
(
わき
)
の
彼
(
あ
)
の
森
(
もり
)
が
鶯花園
(
あうくわゑん
)
だよ、
畫
(
ゑ
)
に
描
(
か
)
いた
天女
(
てんによ
)
は
賣藥
(
ばいやく
)
の
廣告
(
くわうこく
)
だ、そんなものに、
見愡
(
みと
)
れるな。おつと、また
其
(
その
)
古道具屋
(
ふるだうぐや
)
は
高
(
たか
)
さうだぜ、お
辭儀
(
じぎ
)
をされると
六
(
むづ
)
ヶしいぞ。
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
具
常用漢字
小3
部首:⼋
8画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“古道具”で始まる語句
古道具
古道具商
古道具買